鉄道貨物輸送の維持を訴える

最終更新日:1999.10.04


鉄道貨物輸送の維持を訴える活動の報告


【要点】

 ・私たちは、東北本線による貨物輸送を維持するための財政措置が行われることを求めています。
 ・運輸大臣向けの要請書を、10月4日に郵送しました。

 整備新幹線盛岡ー新青森間の開業に伴い、東北本線が、JR東日本から分離されます。盛岡ー八戸間は、地元自治体の運営による第三セクター鉄道となります。
 この盛岡ー八戸間を通過している貨物列車の運行継続が危ぶまれています。第三セクター側はJR貨物に対して25億円の線路使用料を求めていますが、JR貨物はこの負担をすることができません。

 もし、この区間の貨物列車の運転が不可能となると、年間450万トンの貨物がトラックなどの自動車に切り替わることになります。

 自動車による大気汚染は深刻化の一途をたどっています。
 また、交通事故も年間1万人以上もの死者を生んでいます。

 環境や交通事故などの面で優れている鉄道貨物の、重要なルートである東北本線を失うことは、社会的損失であると考えます。

 私たちは、東北本線による貨物輸送を維持するための財政措置が行われることを求めています。

要請書本文 1999.10.04

「クルマ社会を問い直す会」