公共交通(赤字バス)路線を守る

最終更新日:2000.05.15


公共交通(赤字バス)路線を守る活動のご報告


【要点】

 私たち「クルマ社会を問い直す会」は、『道路運送法「改正」法案に関する要請書』を、参議院交通・情報通信委員21名に5月13日に送付しました。
 道路運送法「改正」案は今国会に提出されています。
 この法案では、赤字バス路線の廃止が、これまでの運輸省の「許可」でなく「届出」のみで可能になります。
 また、「届出」六ヶ月で路線の廃止ができるようになります。
 こうした法改正は、赤字バス路線の廃止を促進するものといえます。
 法改正と併せて、運輸省の赤字バス路線補助制度の対象を大幅に縮小することが検討中。
 運輸省の補助制度がなくなれば、バス路線全体の30%の路線が廃止されるとの調査(1997年12月運輸政策審議会自動車交通部会)もあります。


 路線バスは、年寄り・学生などクルマを運転できない・所有しない人々にとってかけがえのない交通手段です。
 より安心して暮らしやすい社会にするためには、路線バスを含めた公共交通の拡充が必要です。
 ドイツ、フランスなどでは路線バスや路面電車の運営費へ鉱油税などの公的財源を拠出しています。
 私たちは路線バスをはじめ公共交通機関への国・地方自治体の財政補助の拡大を求めています。

要請書本文 2000.05.15

「クルマ社会を問い直す会」